【3】香港国際空港
出発からおよそ5時間15分、「香港国際空港」へは定刻の現地時間21時に到着しました。飛行機を降り、入国審査場のあるターミナルへは専用モノレールで移動(乗車時間3分弱)入国し、審査場へ進みます。
外国人旅行者は、カウンターにて入国カードに記入し審査カウンターへ。新千歳空港同様、パ スポートと顔認証による自動化ゲートを通過し、ターンテーブルにてスーツケースをピックア ップ。
ターミナルロビー出口へと向かう導線上には、香港の地下鉄MTR、他の交通機関やコンビ ニ、ファストフード店でも利用可能な交通システムカード「オクトバスカード」の販売窓口 (到着時、この販売所は営業時間終了)、外貨両替所(23時15分まで営業)があります。空港の導線は香港へ初めて訪れる旅行者にも大変分かりやすいと感じました。
香港国際空港の到着ゲートAとBからは、地下鉄駅に直結。下記写真(左上)の階段を昇ったところには「オクトパスカード」も販売するインフォメーションカウンターがあり、こちらでもオクトパスカードが購入可能。そのインフォメーションカウンターのすぐ後ろがMTRのプラットホームとなっています。
到着ロビーとほぼ同じフロアにMTRのプラットホーム!重たいスーツケースを引きながら、階段やエスカレーターを上り下りする事もなく、公共交通機関が利用できるのは嬉しいですね。また、タクシー乗り場までのルート上も階段はなく、緩やかなスロープとなっていま す。
空港から市内へと向かう場合、旅行者の大半がMTRまたはタクシーとなりますが、香港のタクシーはエリアごとにボディーカラーが異なり、香港の主要エリアに行く「赤色」、九龍半島や新界地区行きの「緑色」、ランタオ島行きの「水色」の3種類。タクシー乗り場の表示も分かりやすく、各色(エリア)ごとにレーン分けされ、乗車の際には係の方による誘導もあり、滞在ホテル名とエリアを伝えると、その係の方がタクシー
ドライバーに行き先を告げ、目的地や料金などを記したレシートも渡してくれます。空港からの各交通機関乗り場で、英語が話せるスタッフによるこうしたサポートがあるのは、言葉に不安のある外国人旅行者にとっても大変嬉しいサービスだと思いました。外国人旅行者が訪れた
国で最初に接するのがタクシードライバーなど、交通機関スタッフとなる場合が多いので、この時点でのスムーズな意思疎通は、幸先の良い旅のスタートとなりますし、訪れた国のイメー ジもアップしますね。
なお、空港内および香港市内でのマスク着用率は2割程度。私達も香港取材中は一応、マスクを持ち歩き、旅行者の多い観光スポットでは着用する場面もありましたが、滞在中、ほとんどの時間は未着用でした。ただし、飲食店やホテルスタッフ、タクシードライバーなど、外国人旅行者と接する機会の多いお仕事に従事されている方のマスク着用率 は、高いと思いました。