直行便 搭乗記

北の国から海外旅行

チャイナエアライン(新千歳=台北)直行便 搭乗記

待ちに待った海外旅行!
パスポートを使うのは3年振り、久しぶりの国際線、久しぶりの機内食、久しぶりの異国・・・
海外旅行は既に8回目ですが、旅行に関わる全ての出来事が久しぶりで、とてもワクワクしています。
日本の入国手続オンラインサービス「Visit Japan Web」の登録も終え、台湾に出発します!

【1】新千歳空港の様子
新千歳空港に到着しました。1年前は全て「欠航」で閑散としていた国際線ターミナルも、大きな
荷物を抱えた人の姿が多く見られ、ようやく空港にも活気が出てきました。北海道からの国際線もコ
ロナ禍前の6割程度まで回復したようで、インバウンドの回復にも期待が高まります。まずは、航空
会社のカウンターでチェックイン、一緒に荷物を預ける手続きもします。続いて保安検査場、税関検
査、出国審査を終え、搭乗口で飛行機の出発を待ちます。ちなみに、保安検査場は、混雑時期や時間
帯によっては長蛇の列ができることもあります。ギリギリに行くと乗り遅れることもあるので注意が
必要です。
【2】機内の様子
時間となり機内に案内されます。機内はほぼ満席ですが、日本人は少ないようです。離陸してから
1時間程度で機内食が出てきます。ビーフかチキンが選べたので、私はチキンを選択しました。日本
人の口に合う味付けです。機内食が終わるとリラックスタイムとなります。まずは、機内で配布され
る入国カードなど、到着した空港で提出する書類を記載し、その後はゲームをしながら機内での時間
で楽しみます。
【3】台湾桃園国際空港
出発から5時間弱で台湾桃園国際空港に到着しました。台湾入境時に必要なものはパスポートと入
国カードだけで入境時のPCR検査はありません。コロナ前と同じような手続きとなります。到着か
ら40分ほどで無事に台湾に入境することが出来ました。コロナ禍前と比べて、MRT(地下鉄)やバ
ス乗り場は大きく変わっていないような気がしますが、少しだけ空港が拡張された印象を受けました。
台湾では、既に屋外でのマスク着用義務を撤廃し、医療機関や交通機関など一部の場所や状況を除
き、室内での着用は自主的な判断に委ねられるなど、コロナ禍前とほぼ変わらない状況になっていま
すが、現地では欧米の方も含め、大半の方はマスク着用をしています。私も「郷に入っては郷に従え」
ということで、原則マスク着用で観光します。
【4】士林夜市
まずは台北最大の夜市「士林夜市」に行ってきました。平日でしたが多くの人で賑わっています。
胡椒餅やフライドチキンなどのB級グルメが楽しめる屋台エリアや、名物の牡蠣オムレツやかき氷な
どを味わえる地下の美食區などのグルメエリア、射的やスロット、雑貨までまるで縁日のように活気
ある雰囲気を楽しめます。数ある食べ物の中で私は「胡椒餅」を食べてきました。けっこう大きさも
あってズッシリと重量感を感じます。香ばしいいい香りが食欲をそそります。
【5】龍山寺
台北の中でも最強のパワースポットと呼び声が高い「龍山寺」に行ってきました。様々な神様が祀
られていて、色々なご利益が得られることから「ご利益のデパート」とも言われています。龍山寺は
世界各国から多くの観光客が訪れる人気の観光スポットでありますが、現地の参拝客が多い印象を受
けました。台湾のお寺の中でも特に愛され親しまれている龍山寺では、芸術的、歴史的な魅力だけで
なく、多くの人々の信仰心や熱気から生まれたポジティブなエネルギーを感じることができます。
【6】カルフール
台湾の大型量販店「家楽福(カルフール)」桂林店に行ってきました。食料品のほか、日用品、衣
料品、スポーツ用品、電気製品など様々な商品が売られていますが、龍山寺などの観光スポットが近
くに多くあるのでお土産用のお菓子なども充実しています。旅行の楽しみの一つとして地元のスーパ
ーに行くことが多いのですが、ここでは、普段目にしている日本製品や、普段見慣れないフルーツ等
々台湾の食文化を垣間見ることができます。
ここに「Where are you from? Please help us to do the survey(どこから来ましたか。調査に
ご協力ください)」の出身国にシールを貼るアンケートボードがありました。韓国の方が多く来てい
てるようです。日本のところを見ると他国と比べ綺麗にならんでいます。律儀で几帳面な日本人の国
民性が分かります。
【7】九份
台湾映画「非常城市」のロケ地として使用された「九份」に行ってきました。日本でもジブリ映画
「千と千尋の神隠し」のモデルとなった街なのではと話題となり、一躍知名度が高まったようです。
中国の街並みと、日本統治時代の雰囲気をあわせ持つ独特の雰囲気が凄く印象的です。上まで登ると
台湾の伝統的なスイーツ「芋圓」の店があります。芋圓とはタロ芋から作られたもちもちの芋団子の
ことで癖になる味わいです。
【8】台湾新幹線
台湾第2(第3かも)の都市・高雄に向かいます。台北と高雄は、台湾高速鉄道で繋がっていて1
時間半でアクセスできます。高雄は昔ながらの台湾の雰囲気が残り、人気のアートスポットなども点
在しています。ディープな台湾を味わいたい方におすすめの街です。
新幹線の切符は駅の券売機で買えます。台湾語は漢字だし、英語にも変換できるのでストレスなく買
うことが出来ますが、スムーズに買えたことで逆に不安になってしまいます。台湾新幹線は行き先の
案内や入口も日本の新幹線と同様です。
【9】高雄駅
新幹線の降りた駅は高雄の左営駅、そこからMRTに乗って高雄駅に向かいます。高雄に行く度に
どんどん綺麗になって進化しているのを感じます。私が前回行った高雄駅は仮設の駅でしたが、2018
年に地下化工事を完了し、非常に利用しやすくなりました。今も駅周辺の再開発やロータリーの整備
の工事を行っているので、本当の完成にはもう少し時間がかかるようです。ちなみに現在の高雄駅を
出ると横に旧高雄駅があります。歴史を感じさせる重厚な建物です。
【10】蓮池潭
高雄観光でメジャーとなっている「蓮池潭」に行ってきました。蓮の花が生い茂る湖の周囲に極彩
色の建造物が立ち並ぶフォトジェニックなスポットです。中でもパワースポットとして人気なのが龍
虎塔。龍の口をかたどった入り口から入場し、虎の口から出るとご利益があるといわれています。
内部の塔に登ると、湖を一望できます。蓮池潭はそれほど大きな池ではないのですが、各スポットを
巡りながら1周すると1時間くらいはかかると思います。
【11】林百貨店
日式建築が密集して残る台南の中心部で人気となっている「林百貨店」に行ってきました。ここは
ただのデパートではなく、約90年前の空間を忠実に蘇らせた建物です。戦前は鉄筋コンクリート5階
建てのエレベーター付きとのことで話題となりましたが、戦後は接収され、その後は修理もされずに
廃虚同然に。ところが「これは当時の技術と美意識を総結集した価値のある建物だ」と、台南市が文
化財に指定し、昔のままのデパートとして復元しました。2014年に名前もそのまま「林百貨」として
オープン。再び国内外からのお客さんで溢れる店になっています。レトロな館内には「Made in台湾」
のお洒落でハイセンスな商品が並び、買い物好きにもたまらない空間です。
【12】台湾桃園国際空港
いよいよ楽しかった台湾旅行もついに帰宅。夢の世界から現実の世界に戻ります。
最後の訪問地・台湾桃園国際空港で手続きを行います。コロナ禍前と比べて若干広くなった感じが
します。機内食をいただき、台湾での思い出を振り返っているうちに新千歳空港に到着しました。出
発前に登録した「Visit Japan Web」を提示。検疫、入管、税関で帰国審査を終え、無事に北海道に
戻ってきました。
最後に、台湾には、歴史的建造物から、風水を用いたユニークなものまで、日本ではお目にかかれ
ないような建物がたくさんあります。日本は築年数が古くなった建物は取り壊してしまうことが多い
ですが、台湾では古い建物でもリノベーションして新たな価値を引き出したり、都市の味わい深い記
憶の空間を今に伝えて観光ブームに繋げています。
海外旅行には何度も行きましたが、その度に自分の知らない発見があります。今はインターネット
で世界の様子を簡単に知ることができますが、実際に足を運んで気付くことの方が圧倒的に多いです。
写真や映像でも魅力の一部は伝わりますが、空気や匂いまでは伝わりません。海外旅行に一歩踏み出
して新たな自分探しをしてみませんか!
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