2011年から現在において、急激に運航便が増加した就航地といえばダントツで「ソウル」です。その時代の幕開けを示すように、2011年に
イースター航空<ソウル>線、
ジンエアー<ソウル>線と、両LCCが就航します。また、これらは新千歳空港の国際線としては初のLCCで、そういった意味でも新時代の幕開けといえる年となりました。
翌2012年も、象徴的な年です。
トランスアジア航空<台北>線が就航したほか、初の東南アジア路線である
タイ国際航空<バンコク>線が新規就航します。タイの方々は日本の中でも特に北海道を気に入ってくれているようで、
『タイ人の訪日旅行に関する意向調査』によると、「人気の都道府県」にて2018~2019年の2年連続で、北海道が1位となっています(※3)。
またこの年は約9年ぶりのハワイ路線となる、
ハワイアン航空<ホノルル>線も新規就航しています。新千歳空港の国際線には珍しく、日本人の乗客が大多数の路線です。みんなハワイ行きたいですもんね。そして皆さんあまり実感は無いかもしれませんが、逆に
ハワイから北海道に来てくれている方も徐々に増えています。それはこの路線の功績を抜きにして語れません。
2013~2014年には、
ティーウェイ航空<ソウル>線、
春秋航空<上海>線、
香港航空<香港>線が就航となります。これまで新規就航の多くが新しい就航地へ飛ぶ路線でしたが、これら3路線は全て既存就航地への新規就航です。新千歳空港の国際線路線網も、新たな局面を迎えたことを感じさせます。
新たな局面といえば、件のハタチのときの私の彼女(以後、S美とする)と付き合い始めたのは、本当に突然のことでした。
当時、私は大学2年生、S美は大学4年生、同じ大学の先輩後輩。交際開始は、彼女が出身地(東北のなかの違う県)の市役所に採用が決まった、秋くらいだったかと思います。あまり覚えてはいませんが、気付いたら一緒に住んでいたような感じだったと思います。バイト先の宅配ピザ屋から帰る先がいつのまにかS美の家になって、余ったピザを持ち帰って2人で夜な夜な食べるのがルーティンになっていて。気づいたらそんな日々でした。
ただ、S美が卒業後に住むことになる街までは、そこから車で1時間半。当時の愛車RZ50(原付)では倍はかかります。S美が卒業しても何とかなるかなと思いつつ、現実的には、最初から終わりが見えていることにも薄々気付きつつ。そこにはただ、刹那的な楽しさがあったと記憶しています。ちなみにこの頃、ピザを食べ過ぎて数ヶ月で8キロ太りました。
話が逸れました。次は、2015~2016年の新規就航を「発展期②」として見ていきます。
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※3:出典
『アジア・インタラクション・サポート調べ:タイ人の訪日旅行に関する意向調査』